痩せたいと思ってダイエットを始める時、食事内容と同等に(あるいはそれ以上に)気になるというか、必要な気がする要素ってありますよね。
そう、「運動」です。
糖質制限にしろカロリー制限にしろ、「食事を変えるだけでは駄目、ちゃんと運動しないと」といった事を当たり前のように言われていたと思います(そして今も言われていると思います)。
実はそれ、大間違いなんです。
運動をすれば痩せる?
ちょっと前のカロリー制限的な考え方だと、運動をすると消費カロリーが増えるから痩せるといった説明をされていたと思います。
あるいは筋肉量が増えると基礎代謝が増えるから痩せるとか…とにかくそういった話でしたよね。
それ自体は間違った事を言っているわけではないので、嘘ではありません。
しかし実際に実行するとなると話は随分と変わって来ます。
なぜなら、運動をすると当然のように食欲が増します。
そして残念な事に、その増した食欲を満たしてしまうと、運動した意味がほぼ帳消しになると言っても過言ではありません。
いやむしろ帳消し程度ならマシな方で、場合によっては運動しなかった場合よりも余計に太ってしまうかも知れませんね。
となると当然、運動によって増した食欲を満たすわけにはいきませんね?
するとどうでしょう…すっごくストレスがたまりません?
運動によって膨れ上がった食欲を我慢するのは結構なストレスです。
でも我慢しないことには痩せれませんから我慢します…我慢、我慢、我慢の末に痩せました!…となった時、凝縮されたストレスが一気に爆発してアレもコレもとムシャムシャ口に放り込んでいたら…無事に体重も元通り。
・・・恐らく頑張ってダイエットを実行した人の中にはこういった経験をしている人も多いんじゃないでしょうか。
頑張っちゃ駄目
ダイエットというのは「痩せる為に実行する一時的な生活習慣」ではなく、「痩せた状態を持続できるような健康的生活習慣」の事である事を認識しましょう。
つまり、痩せるために頑張ってちゃ駄目なんです。
何という事もなく、これから一生涯続けられるような生活リズムにおいて痩せる必要があるんですよ。
つらいダイエットを乗り越えて痩せた!…あとはどうするんですか?元の食生活に戻ったら当然のように体型も逆戻りですよ?
食事にしろ運動にしろそれを実行して痩せたのなら、その体型を維持したいなら継続しなければいけません。
もしあなたが頑張り続ける覚悟や気概を持っているのであれば、頑張ってダイエットを実行する事を止めはしません。
しかし、もし頑張り続けるのがつらいと感じるなら、頑張らずに痩せられる方法を選択しましょう。
糖質制限をしていれば勝手に痩せて行く
自分が一年で20kg痩せた体験談にも書きましたが、ダイエットは達成感があるようでは駄目だと思うんです。
もっと自然に、気が付いたらいつの間にか痩せていた、というぐらいで丁度良いでしょう。
自分は20kg痩せて満足のいく体型を手に入れてからもずっと糖質制限を続ける毎日を送っています。
ダイエットが終わったのにずっと!?と驚く方もいらっしゃるかも知れませんが、なんてことはありません。
だって、頑張っていませんから。
楽に痩せれた食生活を継続しているだけなので、当然特に困る事もなく、楽々と暮らしています。
運動は健康のために行うもの
もちろん運動をする事自体を否定するわけではありません。
適度な運動は健康の為に非常に有益だと思いますから、日々の暮らしで無理のない範囲(楽しめる範囲)で取り入れるのはとてもお勧めです。
しかしくれぐれも無理はしないようにしてください。
例えば何かしらの競技を行うような場合なら結果的に無理をしてしまう事もあるでしょうが、それはまぁそれとして…。
先ほども触れたように、痩せるために無理して運動をするというのは全く有益な行動ではありません。
場合によっては大したダイエット効果が得られていないにも関わらず食欲ばかりがまして痩せれない、あるいはストレスがたまるといった弊害を生む事もあるでしょう。
正直、健康のための運動となると、毎朝と毎晩にスクワットを20回程度行うだけでも十分効果的です。
痩せるためにジムに通うという方もいらっしゃるでしょうが、それはあまりお勧めできません。
せっかくジムに通うのであれば、痩せるためではなく健康の為…と意識付けた方が良いでしょうね。
痩せるためだけに月に結構な金額の会費を払ってジムに通うというのは、全くお勧めできません。
痩せるためには糖質カット一択
様々なダイエット法がかつては流行っては廃れ、また流行っては廃れとしていますが、正直もうダイエットの方法は確立されたと言って良いでしょう。
なにしろ、糖質さえ摂取しなければ勝手に痩せて行くんですから。
もちろん糖質を全くゼロにする事は少々難しい(よほど糖質ゼロに拘った選択をしなければどこかしらに多少は含まれている)ので、一日に50g程度は許容するとして、その程度の糖質量であれば、それこそ気付いた時には痩せている事でしょう。
ですからもうダイエットと運動を結び付けて考える必要はないんです。
運動はあくまでも健康のため、あるいは娯楽として楽しみましょう。