水分補給にスポーツドリンクは駄目!体に悪い!熱中症対策にならない!販売メーカーの態度・嘘は犯罪的

スポーツドリンク

熱い季節となると決って話題になる「熱中症対策」。

そこで良く推奨されているのが所謂「スポーツドリンク」というものです。

しかし皆さん騙されないでください。

スポーツドリンクは熱中症対策としては全く有用ではありませんし、むしろ他の病気を発症するリスクが高い飲み物ですから。

スポーツドリンクは太りやすい

スポーツドリンクというと、いかにも健康的というか、少なくともコーラなどに比べると体に害は無さそうだと思っている人も多いんじゃないでしょうか?

実はそれ、完全なる誤解です。

スポーツドリンクは糖質たっぷりのジャンクドリンクです。

例えば大塚製薬のポカリスエットには、100mlあたり6.7gもの糖質が含まれています。

原材料を見ても、真っ先に砂糖、そして果糖ぶどう糖液糖の記述があることからも分かるように、要するに只管に甘い飲み物です。

こういった特徴は、コーラ(ゼロコーラ以外)などの血糖値を急激に上昇させるソフトドリンクと同様のものですから、スポーツドリンクは非常に太りやすい飲み物であると言えるでしょう。

糖質制限ダイエットをしている人は絶対に飲んではいけない類の飲み物です!

恐怖の「ペットボトル症候群」

ペットボトル症候群をご存知でしょうか?

簡単に言えば、高糖質なペットボトル飲料をガブガブ飲み過ぎて急性の糖尿病状態に陥るというものです。

スポーツドリンクとは要するに砂糖水みたいなものですから、そんなものを水分補給と称してガブガブ飲んでいたら、膵臓が疲弊してインスリンの分泌能力に支障をきたしてしまいます。

その結果、急性の糖尿病状態に陥るのですが、そういったものをペットボトル症候群と呼んでいます。

もちろんスポーツドリンク以外でも高糖質な飲み物であれば発症する可能性は十分にあるのですが、スポーツドリンクは高糖質である上に多くの人は無警戒に水分補給として飲んでしまう傾向がありますから、コーラなどに比べてペットボトル症候群を引き起こすリスクが高いと言えます。

太るだけではなく、スポーツドリンクにはそんな恐ろしい病気のリスクも含まれている事を強く意識するべきでしょう。

リスクに触れないメーカー

「水分補給にスポーツドリンク」なんてものが不適切なだけではなく、ペットボトル症候群のような急性疾患や、それだけではなく通常のⅡ型糖尿病のような病気を発症するリスクが多く含まれている事はスポーツドリンクを販売するメーカーも分かっているはずですが、そういった注意決起はあまり行われていないのが現状でしょう。

もしセールスを優先した結果として意図的にそういったリスクに触れていないのだとするなら、それは非常に悪質な事であり犯罪的ですらあると言えます。

逆にもしこういったリスクを知らずに本気で「スポーツドリンクは水分補給に最適!」なんて事を言っているのだとしたら、それはもう多くの人が口にするものを提供する企業として犯罪的に無知だと言わざるを得ません。

ポカリスエットの公式サイトでは様々な説明がなされていますが、ペットボトル症候群などに対する危険性については全く触れられていません

https://pocarisweat.jp/

そもそも熱中症=脱水症状ではない

「熱中症対策に水分補給を!」と高らかに宣言している飲料メーカーは多いですが、そもそも脱水症状と熱中症はそれほど関係ありません

脱水症状になったから熱中症になるというものではなく、熱中症とは体温調節が上手くできない状態(極度の高温多湿、発汗作用を阻害する服など)に体が晒された時に発症するものです。

あたかも当然のように熱中症と水分補給をセットで語る風潮がありますけど、この二つは一般に思われているほどには緊密な関係にはないんです。

熱中症を発症した状態であれば、冷たい飲み物を摂取する事は体温を下げる意味では有用でしょうが、それがスポーツドリンクである必要は全くありません

「熱中症予防に水分補給を!」と宣伝している飲料メーカーも多いのですが、水分補給をしたからといって熱中症を予防できるという根拠はありません

もちろんすでに脱水状態であれば熱中症を発症しやすいという事は言えるのでしょうが、別段喉が渇いてもいない普通の状態で熱中症対策として水分補給を行うというのはあまり意味のない行動であると言えます。

重要なのは喉が渇いたら水分を取る事、そしてその水分は極力糖質を含んでいないものを選択する事です。

よく「発汗で失われるナトリウムの補給にはスポーツドリンクが最適!」なんて事も言われますが、スポーツドリンクに含まれているナトリウムの量は糖質の量に比べてはるかに少ないです。

ナトリウムに関しては激しい運動をするようなケースを除いて、通常の作業内での発汗であればさほど心配する必要はありません。

もし気になるのであれば、塩を舐めるなりナトリウム単体で適量を摂取する事が望ましく、間違っても糖質過多なスポーツドリンクでナトリウムを補給しようとしてはいけません。

スポーツドリンク=ジャンクドリンク

スポーツドリンクは非常に体に悪い飲み物です。

にもかかわらず、なんとなく健康的な気がしてしまうのは名前のなせる業でしょうか。

最近では「スポーツを行わない一般的な環境ではスポーツドリンクを推奨できない」といった事を言う人も増えて来たような印象がありますが、実際問題としては「スポーツを行う場合にもお勧めできない飲み物」なんですよね。

普段だけではなく運動する時すら必要がないと言われてしまうと、スポーツドリンクの存在意義が分からなくなってしまいますが…要するにジャンクフード、いやジャンクドリンクなんです。

運動前(あるいは最中)にスポーツドリンクを飲むのは、炭酸を抜いたコーラを飲むのと大差ない事であると言えるでしょう。

スポーツドリンクの味が好きだという方も多いでしょうから、スポーツドリンクの特徴を正しく理解した上で飲む分には自己責任の範囲で止めはしません。

しかしくれぐれも、「スポーツドリンク=糖質過多なジュース」という事を認識した上で接して頂きたいと思います。

間違っても「体液に近い成分だから体に良い」なんて事は全くありませんので!その点はくれぐれもご注意下さいね。