「糖尿病の恐ろしさ」と「糖尿病治療の間違い」を物語る体験談が記されたサイト『落下星の部屋』

落下星

糖尿病について、意外とその恐ろしさが分かっていない方も多いものです。

糖尿病になると何がいけないのか、どういったリスクがあるのか、こういった事を糖尿病になる前に知っている人は驚くほど少ないのではないでしょうか。

今回紹介するサイトでは、糖尿病が如何に痛ましい状況を生む病気であるか、そして既存の糖尿病治療といったものが如何に悲劇的であるかを痛感させられる内容が記されています。

落下星の部屋

http://rakkasei.syogyoumujou.com/

こちらのサイトを運営なさっていた方は、すでに他界されています。

どうやら他の方が管理して下さっているようですが、恐らくは糖尿病に対する教訓を伝える意味で残して下さっているのでしょう。

目を覆いたくなるような部分もあるのですが、糖尿病の恐ろしさや糖尿病治療の間違いについて強烈な教訓を与えてくれているサイトです。

例えば食事療法について、この方は当時の糖尿病専門医の指導に基づいて熱心に勉強なさったらしく、カロリー計算をしっかりと行った食事を実践なさっています。

しかし悲しいかな、それでも失明や下肢切断を防ぐことは出来ませんでした。

一般に糖尿病患者は頑張っている

糖尿病と診断されて食事制限(一般的にはカロリー制限)を医者から指示されている人は、一般的には結構頑張って実践なさっている方が多いと思います。

もちろん色んな方がいますから、全く実践していない人もいるでしょうが、総じて頑張っている方が多いように思えます。

しかし、それでも成果が今一つでない(ha1cが下がらない、糖尿病合併症を発症する)事が非常に多いのが糖尿病治療の実体です。

そういった場合、医者は常に「患者の努力が足りないせいだ」、あるいは「これは仕方ない事なのだ」といった事を言います。

しかし実際には全く違うのです。

糖尿病専門医が指示するカロリー制限食こそが元凶なんです。

カロリーを制限するだけで糖尿病の最も重要な要素である食後高血糖を全くケアできていないのが現状(2021年現在)の糖尿病治療の現実です。

何しろ日本糖尿病学会なる組織が糖質制限を忌諱してカロリー制限に固執し続けていますので、その傘下にある糖尿病専門医達も当然のようにカロリー制限+薬物投与といったスタンスで糖尿病と向き合っています。

その結果、毎年毎年驚くほど多くの方が糖尿病合併症や人工透析へ追い込まれています。

「落下星の部屋」は正に、そんな糖尿病治療の現実を克明に示した記録です。

患者はこんなに頑張っているのに、それでも合併症を防げない…多くの方はこの事を「仕方ない」と捉えてしまう事でしょう。

しかし実際には仕方なくはないのです。

糖尿病治療に携わる人間がより真摯に糖尿病患者に向かい合えば、こういった報われない努力といったものを広く無くすことが出来るのです。

糖尿病というものがどういった病気なのかを知りたい方、現在糖尿病と診断されている方、そして何よりも糖尿病治療に携わっている方々には、是非ともこのサイトを一読して頂きたいと思います。

その上で、この教訓をこれからの世の中でいかに生かしていくか、それを考えなければならないでしょう。