『鶏の唐揚げ』の糖質量(炭水化物量)は?+糖質制限レシピ

鶏の唐揚げ

鶏の唐揚げ、美味しいですよね。

糖質制限中でも鶏肉はがっつり食べる事が出来ますから、そうなってくると真っ先に思い浮かぶ調理法の一つじゃないでしょうか。

しかし、唐揚げには気になる点もありますよね?

そう、鶏肉を覆う衣の主成分は小麦粉、言うなれば糖質(炭水化物)の鎧です。

今回は、そんな鶏のから揚げに含まれる糖質の量や、糖質を抑えた唐揚げの作り方などをご紹介します。

鶏のから揚げ×糖質(炭水化物)

鶏から揚げの糖質(炭水化物)量

鶏の唐揚げに含まれる糖質(炭水化物)はどの程度の量なのかを見て行きます。

ちなみに鶏肉自体にはほとんど糖質が含まれていない(100gあたり炭水化物は0.1g程度)ので、ここで見ていくのは唐揚げの外側を覆う衣や調味料に含まれる糖質量になります。

冷食の場合

こちらの商品は『若鶏ももからあげ チキチキボーン味450g』という商品ですが、炭水化物は100gあたり16.9g含まれています。

その他の商品も見て見ましたが、概ね17g前後が冷凍食品の唐揚げに含まれる100gあたりの炭水化物量として標準的なようです。

自炊する場合

市販の唐揚げ粉を例に考えて見ます。

こちらの商品、成分表を見ると炭水化物が100gあたり73.6g含まれているようです。

作り方の説明には、鶏肉500gに対して唐揚げ粉100gと水100mlを使用すると書かれています。

唐揚げ1つあたりの重量を仮に50gとしてみた場合(大きめ)、500gの鶏肉から10個の唐揚げが作れる事に。

そうなると、100gあたりの炭水化物が73.6gの唐揚げ粉の内1/10の量(7.36g)が、1つあたりに使う量という事になりますね。

ただし、唐揚げを作ったことのある方なら分かると思いますが、唐揚げ粉と水を混ぜ合わせたもの(唐揚げ液とでも言いましょうか)は全てが肉に付着する訳ではありません。

鶏肉と混ぜ合わせる容器に残る分もありますし、油の中でカスになる分もあります。

仮に唐揚げ液全体の2割程度が衣とならずに無駄になってしまうと仮定するならば、実際に唐揚げ1つあたりの衣に含まれる炭水化物は「7.36×0.8=5.89」という事で、約6gという事になります。

鶏肉100gあたりで考えて見ると、約12gの糖質を含んでいる事に。

一食分として考えて見た場合、食べる量次第ではありますが、大きめの鶏唐揚げを4個食べる場合は24g近い糖質を摂取する事になります。

糖質控えめな唐揚げの作り方(糖質制限レシピ)

市販の唐揚げ粉を使いながら、糖質控えめな唐揚げを作ってみました。

市販の唐揚げ粉を利用した糖質制限レシピ

今回使用したのは、先ほどの例でも利用したこちらの商品。

なんだかんだと唐揚げは、シンプルな味付けが一番好きですね。

そして鶏肉はこちら。

200gより少し多い程度の鶏肉を6つに分けました。

元のレシピでは、鶏肉500gに対して『唐揚げ粉100g+水100ml』を使う事になっているので、鶏肉200gなら『唐揚げ粉40g+水40ml』を使う事になります。

ここで今回の糖質制限レシピのポイント

糖質カット術

今回利用している唐揚げ粉ですが、元のレシピだと『唐揚げ粉40g+水40ml』となる所を、唐揚げ粉を半分にします。

『唐揚げ粉20g+水40ml』を鶏肉と混ぜ合わせたのがこちら

元のレシピで想定されているよりも、唐揚げ液(唐揚げ粉+水)が水分多めで緩々です。

こうすることで唐揚げ粉の糖質量を抑えると共に、肉に付く衣を薄くする事が出来るので、かなりの糖質カットとなります。

これをたっぷりの油180°Cで3~4分ほど揚げます。

一度に多くの量を揚げようとすると、油の温度が一気に下がって思ったような温度で揚げる事が出来ません。

今回は3個×2回に分けて揚げました。

そして、めでたく完成です。

ちなみに今回のレシピだと、唐揚げ液が緩いので液がたくさん残りました。

恐らくは実質半分ぐらいしか衣として肉に付着していないものと思われるので、今回の唐揚げ(6個)の総炭水化物量は唐揚げ粉10g分の炭水化物量である7.6gほどであろうと思われます。

今回の肉の量(200g強)であれば、唐揚げ粉を節約する意味では『唐揚げ粉10g+水20ml』でも良かったかもしれません。

味の感想&反省点

食べてみると、個人的には全く違和感なく美味しく食べる事が出来ました。

衣を薄くした分、もう少し味気ない感じになってしまうんじゃないかとの懸念がありましたが、むしろこれぐらいの衣で丁度よいんじゃないかと思うほど。

ただやはり、この手の唐揚げ粉は衣の味をある程度濃くすることで唐揚げ全体の味として表現しているため、衣が薄い分やや薄味に仕上がってしまった事は否めません。

ですので今後は、鶏肉自体に塩コショウ等で下味を付けてから唐揚げとして調理を始める事にしようと思います。

そうすれば味もしっかりついて衣も薄くカラっと揚がっている、ひょっとしたら元レシピよりも美味しい唐揚げが出来上がるんじゃないでしょうか。

という訳で唐揚げの糖質が気になるという方は、衣を薄めにすることが出来れば更に低糖質に唐揚げを美味しく味わえますよ!というお話でした。

自炊する方はもちろん、ダイエットを機に料理を始めて見ようとしている方にもお試し頂けますと幸いです。

それではー。