ダイエットをする上で一番重要なのは「食事」です。
太る最たる要因である糖質の摂取を控えれば、それだけで自ずと痩せて行きますからね。
しかし当然、それに加えて適度な運動をする事によって、ダイエット効果が上乗せされるだけでなく、より健康な体を手に入れる事が出来ます。
しかし痩せるために運動を頑張るというのはお勧めできない…という話は以前別の記事でもしました。
なので運動というのはあくまでも、「楽しみの一つ」あるいは「健康のため」に行うべきものです。
それを大前提として、健康効果を得ながら手軽にできる運動法がありますよ?というのが今回のお話です。
運動は痩せるためにするものではない
以前、下記の記事でも語ったように、ダイエットをする上で「がんばって運動をしてやせよう」とするのは間違いです。
ここでも触れたように、痩せるために運動を頑張るというのはあまり効果的とは言えず、かえって食欲の増強のせいでストレスを抱える可能性も高まるケースも多い事でしょう。
運動はあくまでも趣味として、あるいは健康維持の一貫として取り組むべきものであって、痩せるために運動するのは色々と無理があると言えます。
ただ、運動を加えた方が健康的に痩せられるというのは確かなので、問題はどの程度の運動を加えるか…という話でもあるんですけどね。
ダイエットのための運動はちょっとだけで良い
「ダイエットのための運動」と言いつつ、その実ダイエットに限った話ではないのですが、例えば日中ほどんど歩かない(寝たきりなど)ような暮らしをしている人であればともかく、それなりに活動している人であれば、ダイエットや健康に寄与するための運動というのは、実はほんのちょっとだけ行えば十分なんです。
ジムにかよって汗を流すのも勿論結構な事ですし、個人的にもジムで汗を流すのは好きなんですが、それはあくまでも趣味を兼ねたものであるので、健康面だけに着目した場合には、そこまでしなくても良いと考えています。
日々忙しく暮らしている人が多い中で、労力や時間がかかる運動というのは、結局長続きしないケースが増えてしまいますし、それは仕方ない事だとも思います。
しかしこれから紹介する運動を毎日行うだけで、わざわざ運動のために時間を確保しなくても、必要十分な運動を日々にプラスする事が可能となります。
毎朝と毎晩のスクワット
そう、それは毎朝と毎晩のスクワットを習慣付けるという事。
ご存知の方も多いかも知れませんが、スクワットという運動は体の様々な部位に負荷をかける効果があり、非常に効率の良いフィットネス運動なんです。
こちらの動画でも解説されていますが、スクワットを行う時のポイントは以下の3点。
- 背筋を伸ばした状態で足は肩幅程度に開く
- 姿勢を維持したまましゃがむ(前かがみにならないようにする)
- かかとに重心を乗せる意識で行う
詳しくは上の動画をご覧いただければと思いますが、「姿勢を崩さない」事が重要です。
しっかりと効率よく筋肉に負荷をかける事が大切ですね。
正しい姿勢で行わないと腰や膝を痛める事にもなりますから、動画内で解説されている方法を意識して実行するように心がけましょう。
この動画内では10回3セットを推奨していますが、これに関しては各々が合う回数を設定すると良いでしょう。
ちなみに自分は毎日、朝と夜に10回×2セット(間に30秒程度休憩)を行っています。
これだけの運動でも十分に効果的ですよ。
皆さんも是非、毎朝と毎晩に10回×2セット、もしそれすら面倒であれば毎朝と毎晩に10回ずつだけでも良いので、スクワット習慣を身に着けてみては如何でしょうか。
効果的だからといってやりすぎは注意
スクワットは非常に効果的な運動法ですが、かといってやり過ぎには注意しましょう。
効果的=負荷がかかりやすい運動であるという事ですから、無理をしてしまうと体を痛める事にも繋がりやすいという事です。
筋肉的にキツイ、ましてや関節に痛みがあると感じた場合はストップして下さい。
筋肉的にはちょっと疲れたな?と感じる程度、関節に負担が掛からないように実行する事を心掛けて下さいね。
健康のためならこれだけで十分
例えばあなたが、スポーツジムでウェイトトレイニングを積んで筋骨隆々となりたいのであれば、フィットネスに多くの時間と費用をかけるのも良いでしょう。
ただもしあなたが、健康のためやダイエット目的としてジムに通っているとしたら、それは少々大げさな話かも知れませんよ?
健康的な暮らしのために必要な運動とは、実はほんのちょっと高負荷な運動をするだけで良いのです。
そのために最適かつお手軽な方法が、先ほど説明したようなスクワット習慣です。
個人的な推奨は、毎朝と毎晩に10回×2セット(間に30秒休憩)です。
これぐらいなら普段運動をしていない人でも無理なくこなせると思いますし、時間もかかりません。
重要なのは無理なく毎日続ける事ですからね。
ご自身にあったスタンスで、継続的に「ちょっとだけ」運動するようにしましょう。