みなさんはカフェオレを良く飲みますか?
コーヒーは飲まないという人でもカフェオレは飲むという人も多いですよね。
個人的にもコーヒーの飲み方としては、ブラック無糖の次にカフェオレが好きです。
しかし糖質制限を実践している身として気になるのは糖質量。
カフェオレに含まれている糖質量はいかほどなのかを調べてみました。
カフェオレとカフェラテの違いとは?
わざわざ説明は不要かも知れませんが、カフェオレ(正確にはカフェ・オ・レ)とは、コーヒーに牛乳を混ぜた飲み物です。
「カフェ・オ・レ」はフランス語ですが、どうやらフランスではカフェオレという用語はあまり使われず、「カフェクレーム」と呼ぶのが一般的なようです。
対してカフェラテ(正確にはカッフェ・ラッテ)はと言えば、これもやはりコーヒーに牛乳を混ぜた飲み物です。
「カッフェ・ラッテ」はイタリア語であり、カフェオレとの本質的な違いはありません。
日本においてはドリップコーヒーを使うと「カフェオレ」、エスプレッソを使うと「カフェラテ」といった区別が成されているようなケースもあるようですが、必ずしもそういった定義となっている訳ではないようです。
本記事では便宜上、「コーヒー+牛乳=カフェオレ」とした上で話を進めて行きたいと思います。
カフェオレにしろカフェラテにしろ「コーヒー+牛乳」といった飲み物である以上、その糖質量はコーヒーと牛乳の糖質量の合計となる事は容易に想像できますね。
コーヒーと牛乳の糖質量
コーヒーと牛乳の糖質量(炭水化物量)はそれぞれ以下のようになっています。
炭水化物(100mlあたり) | |
---|---|
コーヒー | 0.7g |
牛乳 | 4.8g |
カフェオレ(無糖)の糖質量
カフェオレ(無糖)の糖質量と一口に言っても、どの程度の割合で牛乳を混ぜるかによって変わって来ます。
コーヒーと牛乳の配合割合別の糖質量(炭水化物量)は以下のようになります。
コーヒー:牛乳 | 炭水化物(100mlあたり) |
---|---|
1:2 | 3.4g |
1:1 | 2.8g |
2:1 | 2.1g |
マグカップ1杯程度(200ml)を想定した場合、カフェオレ(無糖)1杯あたりの糖質量は4~7g程度という事になりますね。
どの程度の糖質量までを許容するかは人それぞれだと思いますけど、飲み物でこれだけの糖質を摂取するのは出来れば避けたい所です。
カフェオレ(加糖)の糖質量
加糖されているカフェオレに関しては、大前提として以下のような事が言えます。
無糖カフェオレ+甘味料の糖質=加糖カフェオレの糖質量
さらに付け加えるのであれば、加える甘味料がエリストリトールなどの「ほぼ血糖値を上昇させない人工甘味料」であった場合なら、加糖分の糖質に関しては考慮に入れなくても大丈夫です。
逆に砂糖や異性化糖(果糖ブドウ糖溶液)のような「血糖値を大きく上昇させる甘味料」である場合には、しっかりとプラスして考える必要があります。
市販のカフェオレ飲料に含まれている糖質量(炭水化物量)をいくつか例示してみましょう。
炭水化物(100mlあたり) | |
---|---|
サントリー コーヒーボス とろけるカフェオレ | 8.8g |
アサヒ飲料 WONDA(ワンダ) 極 特濃カフェオレ | 3.7g |
UCC ブレンドコーヒー 贅沢なカフェオレ | 7.8g |
キリンビバレッジ ファイア ゴールドラッシュ カフェオレ | 7.5g |
このように、市販の加糖カフェオレ飲料は軒並み高糖質となっています。
中には「アサヒ飲料 WONDA(ワンダ) 極 特濃カフェオレ」のように比較的糖質量の少ないものもありますが、とは言え370mlのボトルを飲み干した場合の糖質量は15gに迫る量となってしまいますから、決して気軽に飲めるものではありません。
糖質制限中のカフェオレ
ここまで見て来たように、カフェオレは無糖であってもそれなりの糖質量を含んでいます。
さらには加糖カフェオレともなると、糖質制限を実践している方ならゾッとしてしまうような糖質量を含んでいる製品も多く、決して気軽に飲めるものではない事がお分かり頂けたのではないでしょうか。
しかし中にはどうしてもカフェオレが飲みたいと思ってらっしゃる方も少なからずいる事と思います。
そんな方にお勧めなカフェオレの作り方をご紹介します。
- コーヒー:200ml
- 生クリーム:10~50ml(お好みで)
- エリストリトール等の血糖値を上昇させない甘味料(甘味が欲しい場合)
これらを混ぜ合わせて作るカフェオレであれば比較的低糖質となります。
生クリームは100mlあたり2.7gの糖質量(炭水化物量)となっていますので、使いすぎに注意しつつお好みで量を調整して下さい。
生クリームを使う事で少量の利用でありながらクリーミーさを牛乳よりも演出できますし、生クリームの方が牛乳よりも低糖質です。
なおクリープなどの粉末クリームは高糖質ですので、生クリームや牛乳の代わりとして使用する事はお勧めできませんのでご注意下さい。
カフェオレを飲むなら自作の低糖質カフェオレを
市販のカフェオレは多くのものが加糖カフェオレとなっていますし、無糖カフェオレに関しても少なくない糖質を含んでいます。
糖質制限をしつつカフェオレを楽しみたいという場合には、コーヒー+生クリームで作る自作の低糖質カフェオレをお勧めします。
もし生クリームが価格的にネックである場合には牛乳を少量使用する形でも結構ですが、その場合は使用量にご注意下さい(「コーヒー2:牛乳1」程度の割合であれば比較的低糖質に楽しめます)。
炭水化物量の出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
本記事で扱った「コーヒー」・「牛乳」・「生クリーム」・「各種カフェオレ飲料」に関しては、食物繊維を含んでいないため「炭水化物量」=「糖質量」と判断しております。