一年間で20キロやせた男の糖質制限ダイエット体験談

果物

これまで様々なダイエット方法が考案され、そして実行されて来ました。ダイエット法の歴史は移ろいやすいもので、ある時に良いとされていたものが次々と否定され、また新しいダイエット方法が提唱されて…というのを繰り返していますよね。

そんな中でもここ数年、比較的長期政権を保てているダイエットの王道ともいえる方法論が『糖質制限ダイエット』(ロカボダイエットとも)です。

ダイエットのキッカケ

なぜダイエットを始めようと思ったか(つまりはなぜ痩せようと思ったか)ですが、その理由は色々とあります。

  • 服がキツくなってきた
  • 体が重くてしんどい
  • 年を取ると痩せづらくなると聞く

大まかに言えばこんな理由でしょうか。

以前に比べて明らかに太った事は、着れていた服がだんだんとキツくなり、ついには着れなくなった事で実感して、「さすがにヤバイ」と感じ始めました。

そして最近どうにも体が重い、そしてダルい感触が常態化しており、日々の生活に良くない影響を及ぼしているように思えてならなかったのです。

さらに自分は現在30代半ばなのですが、これが40代に突入してから痩せるとなると大変だという話を耳にするので、であるなら今直ぐにでもダイエットを始めなければ!と思い至った訳です。

糖質制限ダイエットを選んだ理由

ダイエットを始めて痩せなければ…とは思いつつ、美味しい物を食べるのが大好き、運動は嫌いじゃないけど習慣としてランニングを毎日するとかはちょっと続かなそう、そんな思いもあって中々痩せる事に本腰を入れられない日々を過ごしていました。

そんな中で出会ったのが「糖質制限ダイエット」(ロカボダイエット)です。自分がこのダイエット法に魅力を感じた理由は以下の通りです。

  • 糖質(炭水化物)の摂取を制限すれば、それ以外の食品に制限をかけなくて良い
  • 運動はするに越したことはないが、特別な運動を行わなくても痩せる事が出来る

糖質制限ダイエットは、これまで自分がダイエットに及び腰だった理由を綺麗さっぱり取り除いてくれているのですよ。

これなら自分でも継続できるのではないかと思い、早速始めたのがおよそ一年前でした。

糖質制限ダイエットの成果

具体的にどの程度の減量効果があったかと言えば、約一年間で以下のような変化がありました。

  • 体重:84kg→64kg(-20kg)
  • 体脂肪率:26%→19%(-7%)

ちなみに身長は丁度170cmぐらいです。

こうして見てみると劇的に痩せた事を実感します。

お陰で若いころに来ていた服が面白いほどスルスル着れますし、太っていた頃に感じていたダルさもすっかりなくなりました。

今から考えると、常に20kgの重りを体に付けた状態で生活していたんですから、それは普通に考えてしんどいのが当たり前ですよね。

驚くべきは達成感の無さ

これだけ痩せた事自体も驚くべき事ですが、それ以上に個人的に驚いているのはこの事に対して達成感をあまり感じていないという点です。

要するに、痩せるために何かを頑張ったという意識がほぼ皆無なんです。

たしかに糖質の摂取には気を使いましたが、それ以外に関しては肉や魚、そして野菜といったものを沢山食べていましたから、食に対するストレスといったものは、ほぼ皆無といって良い状況でした。

その結果、これといってストレスを感じる事のない食生活を送っていただけで何となく痩せれてしまったというのが現状の認識で、「つらいダイエットを乗り越えて痩せたぞ!」といったようなカタルシスを全くと言ってよいほど感じていないのです。

事実この体重を達成した後も、これといって食生活を変えずに生活していますが、全く持ってストレスを感じません。

むしろ最近では、無暗にお腹いっぱいに食べる事に対して満足感を得られなくなっており、極まれに付き合いででそういった食事を行った時に「やっぱり腹一杯に炭水化物を頬張れるのって幸せだな」というような感想よりも、満腹感を得る為に必要以上に食べる事に対して嫌気がさしている自分に気付くほどでした。

炭水化物(糖質)を朝と昼は量に気を付け、夜は主食としては摂取しない

自分が実践した糖質制限ダイエットの概要は以下の通りです。

  • 朝と昼:糖質の摂取は50g以下に抑えつつ、それ以外の栄養素は確り取る
  • 夜:主食などで糖質を基本的に摂取しない、副次的に多少摂取してしまうのは許容する

実はこれだけなのです。

これだけの事を一年間続けた結果が、先ほどの体重&体脂肪率減に繋がりました。

とは言えこれを実行するためには、特に当初は食品に含まれる栄養素について、逐一確認するクセを付けました。

食事を取る時、たとえばコンビニで弁当を購入するような時は常に含まれている栄養素の項目を確認する事にしました。

そうしていると、おおよそどのような食品にどの程度の糖質(炭水化物)が含まれているかが分かるようになり、今では然程意識せずとも適切な食事、適切な食材を選択できるようになりました。

糖質制限ダイエットを行う上で重要な点は、とにかく炭水化物(糖質)とは何か、どんな食品にどの程度含まれているかを把握する事です。

それさえ出来れば、これほど楽なダイエット法は他にないでしょう。

男性には特に糖質制限ダイエットがお勧め

かつてはダイエットと言えば女性が行うものという認識もありましたが、今は男性も健康面や外見的な面を気にする人も多くなり、ダイエットを意識する事が増えました。

しかし男性の場合、お腹いっぱいに好きなものを飲食する事を至上の喜びとしている人も多く、好きなものを好きなだけ食べれないようなダイエットに関しては億劫になる事も女性と比較しても尚更多いのではないかと思うのです。

というよりはむしろ、女性の場合だとそういった食に対する欲求よりも美容的な欲求が勝る事も多いのに対して、男性の場合は見栄えや健康面に不安があったとしても、好きなものを好きなだけ食べれないならまぁ良いか…と、簡単に諦めてしまいがちなのではないでしょうか。

その点で言えば、糖質制限ダイエットは糖質(炭水化物)の摂取には気を使うものの、それ以外を多く含む食品に関しては制限を掛ける必要がないので、食に対する満足感を損なわずに済む点が素晴らしいのです。

お米やパン、麺類などが大好きな方にとっては炭水化物の摂取に制限がかかる事自体が苦痛だと感じるでしょうけど、自分自身の経験としては、そこに制限が掛かっても他で補填(美味しいお肉や魚を食べるなど)出来るのであれば、思ったほど苦痛ではない事を実感しています。

従来のカロリー制限では食べる量自体を減らす必要がありましたが、糖質制限の場合は、糖質以外の栄養素は制限せずに食べられるので、精神的にも非常に楽なんですよね。

モリモリ食べたい欲の強い男性にとっては、炭水化物に制限がかかるにしても、それ以外をモリモリ食べれるのですから、これほど向いているダイエット法もありません。

もちろん男性に限らず女性にしても、食事欲が強いと実感している方にとっては、カロリー制限よりも断然糖質制限ダイエットの方が向いているのは間違いありません。

ダイエットはメンタルが重要

リバウンドしやすいダイエットの特徴というのは、痩せるために極度のストレスを感じるタイプのものです。

糖質制限ダイエットはそういった点で極めてストレスを感じにくいダイエット法であると言え、痩せやすいのと同時にリバウンドもしにくいというメリットもあります。

当サイトでも様々なダイエットにまつわる知識や経験談などを掲載して行きたいと思っておりますので、是非とも皆さんのダイエット生活で役立てて頂ければと思います。